レビュー
・・・寄り添う有機体・・・
「月とハートをテーマにした、フルオーダーのリング」金属なのに温かい。個体なのに柔らかい。矛盾しているようだけれど、そういう印象を、私はKayaのシル バーに持つ。
彩色に満ちたメキシコの風景を象徴するサボテンや、亀や鹿、ハチドリなどの動物、あるいはハートや、カラベラの様なモチーフを、そして卓越した個性を 放つ石たちを、Kayaの手を通して、時間をかけて生まれた有機的な線やカタチが、温かく持ち上げ、しっかりと覆う。
手に取った時の重みと、銀特有のしっとりする様な感触が、身につけた時の自分をじんわりと想像させる。そして嬉しくなる。
何かを身にまとう時、人にはそれぞれの理由があると思う。でも今シーズンの流行を追うだけなら、なにもKayaのシルバーでなくてもいい。あるいは「職場にも着けて行ける」無難なアクセサリーを探しているだけなら、Kayaのシルバーである必要は多分、ないだろう。
でも、もしあなたがあなたとして、しっかりと足で地面を踏みしめ、決して平坦でない毎日をポジティブな気持ちで送りたいなら、Kayaのシルバーは必ずあなたの強力な味方になる。
その有機的でしなやかな銀の塊はあなたに寄り添い、日々の中で巡り会うさまざまな局面で、あなたの体温を吸収し、まるでエネルギーを与えるかのようにしっくりと留まる。私はそう感じながら、毎日Kayaの指輪を着けて、外に出て行く。
ギャラリーや工房を訪れて、Kayaの手から生まれる作品に触れて ください。出来ることなら、許される限りの時間をかけて、ゆっくりと。そして、Kayaと、美しい有機体たちに出会ってください。これから先の長い時間を共に生きるあなたの「味方」が、そこに居るかも知れない。 Meg